金属アレルギーな私がアップルウォッチを購入して5ヶ月使った結果

金属アレルギーな私がアップルウォッチを購入して5ヶ月使った結果

金属アレルギーな私がアップルウォッチを購入して5ヶ月使った結果

ピアスやネックレスなど金属製品で金属アレルギーの症状が現れる私がアップルウォッチ(Apple Watch)が欲しくて購入した話です。

金属アレルギーでアップルウォッチの購入を躊躇している方は1度読んでみてください。

そもそもアップルウォッチって何?

アップルウォッチはiPhoneやiPadなどでお馴染みのアップル(Apple)が発売しているスマートウォッチです。

2015年に初代アップルウォッチが販売され、2018年8月現在は2017年に発売されたApple Watch Series3が現行モデルとなっています。

サイズは38mmと42mmの2サイズ、Apple Watch Series3からはGPSモデル、GPS+セルラー(Cllilar)モデルの2モデルが販売されています。

Apple Watch Series3は「Apple Watch」「Apple Watch Nike+」「Apple Watch Hermès」「Apple Watch Edition」と4種類あり価格帯や特徴も異なるモデルもあります。

購入しようと思った理由

私がアップルウォッチを購入しようかと思った理由はとても単純で“付けていたらおしゃれそうだから”が購入しようと思った理由でした。

ベルトやカバーなどで自分の好みにアップルウォッチを着せ替え出来る点も魅力的でした。

特別アップル信者という訳ではありませんが、スマートフォンもiPhoneを利用していたので、スマートウォッチを買うならアップルウォッチしか考えていませんでした。

そして、購入にあたりアップルウォッチ本体やアクセサリー、アプリなどについて調べていくうちに、アップルウォッチを付けていたことによって命を救われた話を知って、万が一自分の体に何か起きた時に救われるかもしれないと思い、さらに購入意欲が増しました。

まさか、まさかの話ですが、この時点ではまだ自分が金属アレルギーであり、アップルウォッチが金属アレルギーに対応しているのか?などの疑問は沸いていませんでした。

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金属アレルギーに対応しているの?

ふとした瞬間に”そもそもアップルウォッチを買う気満々だったけど、私は金属アレルギー…金属アレルギーに対応しているの?”と疑問に思ったのです。

ネックレスやピアスなど金属系の物を購入する時は真っ先に気にしていたのに、アップルウォッチに関してはこの段階でやっと気付きました。

余談ですが私の金属アレルギーは医療関係で検査を受けたものではなく、金属を付けるとブツブツが出来たり赤くなったりする経験から、金属アレルギーではないか?という自称金属アレルギーです。

とりあえず、ネットで『アップルウォッチ 金属アレルギー』などのワードで調べました。

ですが、私が購入を目前に調べていた当時はアップルウォッチによって金属アレルギーになった、もしくは金属アレルギーだけど大丈夫だった、などの詳しく書いてある体験談は探せず…。

アップルのサイトに書いてあるかな?と思い、アップルのホームページを探していたら、こんな記述がありました。

特定の物質に対して皮膚が敏感な方

Apple のデバイスに使われている素材は、徹底した配慮と綿密な調査・研究をもとに選び抜かれています。

すべての素材が関連法規制をクリアしているのはもちろんのこと、Apple では法規制よりもさらに厳しい仕様を独自に策定しています。

実際、皮膚に触れる素材はすべて、Apple 独自の仕様にもとづいて厳密に検査・評価されています。

たとえば、以下のような試験が実施されます。

・数千回におよぶ材質組成試験
・千台以上の試作機を使った装着試験・研究
・数千項目にわたる毒性試験
・複数の皮膚科医からのアドバイス

ごく少数とはいえ、特定の物質に対して敏感な皮膚反応を示す方がおられます。

原因としては、アレルギー、環境的要因、刺激性物質 (石鹸や汗など) に長時間さらされることなどがあげられます。

アレルギーその他の過敏症をお持ちの方は、Apple Watch とバンドに以下の物質が含まれていることにご留意ください。

ニッケル。
ステンレススチール製またはアルミニウム製のケースを使ったモデルの Apple Watch、一部の Apple Watch バンドのステンレススチール部分、Hermès バンドの金属部分、Watch 本体およびバンドのマグネット部分には、ニッケルが含まれています。

ただし、これらはすべて欧州の REACH 規則 (化学物質の登録、評価、認可、制限に関する規則) をクリアしています。

そのため、ニッケルに触れることが問題になる可能性はほとんどありませんが、ニッケルに敏感に反応しやすい方は、その可能性について認識しておいてください。

引用:Apple Japan

とのこと。

うーん…先述の通り、私は医療関係で金属アレルギーの検査をしたわけではないので、どの金属にどの程度反応するかは不明なわけです。

アップルのサイトにあるニッケルという素材についても調べました。

私がニッケルについて調べたところ、“金属アレルギーの原因の第一位がニッケルと言われている”と記載しているサイトまであって、テンションがダダ下がりです。

ついこの前までバンドを探したり、カバーを探したりして楽しかったのに…。

そんな中、たまたま用事で都心に行ったので、家電量販店でアップルのコーナーがあり実際に装着出来るところに寄ったのです。

その時に対応してくれたアップルのスタッフの方に金属アレルギーについて質問したところ、”僕も金属アレルギーですが僕は今のところ大丈夫です“とのこと。

少しは希望が見えてきましたが、まだ少々不安でした。

どの金属にどの程度反応するのかは、人それぞれなわけでスタッフの方が大丈夫だったからと言って、私が大丈夫とは限らないのです。

なので思い切ってAppleサポートに電話をしてみました。

Appleサポートなら私以外にも金属アレルギーで不安に思って問い合わせをしている人がいるのではないかと思ったからです。

『金属アレルギーでもアップルウォッチは付けれますか?』と質問したところ、

『一概には言えませんが金属のみならず他の素材も欧州のREACH規則をクリアした素材を使用しています。』とした上で詳しくサイトに記載されていることを説明して頂きました。

ちなみにこのオペレーターの方とお話しして初めて知ったのは、私が購入しようとしていたアルミニウムケース以外のモデルでも肌に触れる部分はニッケルが使用されていた事。

他のアップルウォッチユーザーさんのブログを拝見して、アルミニウムケースモデル(\36,800+tax~)の購入は初めから決めていたのですが、
もし金属アレルギーの問題があるなら、ステンレススチールケースモデル(\64,800+tax~)も検討しないといけないかなと思っていたのですが、ここで意味がなかったことを知りました。

次に『金属アレルギーの方からこういった問い合わせはないですか?』と質問しましたが、そのオペレーターの方は『そもそも金属アレルギーの方は購入の検討をなさらないからなのか聞いたことがない』とのこと。

金属アレルギーってそんなにマイナーなアレルギーじゃないはずだけどなぁ…と思いつつ、『そうですか』と返答をしたところ、私が残念に思ったのが通じたのか2つ提案をしてくれました。

ベルトをぴったり巻かず、ゆるめに巻く

金属の部分が肌に触れる時間を少しでも減らして金属アレルギーの症状を出にくく出来るかもとのこと。

でもこの付け方はセンサーが心拍数を正確に測れなくなります

どの機能を使いたくて購入するかにもよりますが、せっかく購入するのなら出来るだけ全部の機能を使いたいですよね。

また、触れる時間が少ないとはいえ、金属アレルギーの症状が出ない保証はありません。

アップルのサイトでも手首にぴったりとフィットさせる状態がちょうどいいと書いてあります。

ただの時間を確認するだけの時計としてだけで使うならアリかもしれませんが、私は”う~ん、それはなぁ…”という感じでした。

Apple公式オンラインストアもしくはApple Storeで購入し、お試しする。

Apple公式オンラインストアかApple Storeで購入した商品は理由と問わず2週間以内なら返品が可能との事。

なので、2週間お試しをして金属アレルギーの症状が出る様なら、期限内に返品をしてみては?との提案でした。

家電量販店のポイントを貯めているなどの理由がない、金属アレルギーの症状が出て返品したくなるかもしれないなら、こちらの方が断然おすすめですね。

オンラインストアの方でも対応してもらえるみたいなので、近くにApple Storeがないという方でも利用出来るサービスです。

アップルウォッチに使われている素材

※2018年11月20日追記

アップルウォッチの素材としてアップルのサイトには、使われている素材が記載されています。

金属アレルギーの人にとって気になるのはアップルウォッチの裏面部分の素材だと思います。

手首の部分に時計を付けている間はずっと肌と密着しているところなので、金属アレルギーの症状が出るとしたらこの部分になると思い、私も気になっていました。

私が購入したApple Watch Series3 GPSモデルの裏蓋に使われている金属は「複合材の裏蓋」と記載されていました。

複合材が何者なのかを調べてみるとプラスチックのようです。

同じシリーズのGPS + Cellularモデルは「セラミックとサファイアクリスタル」となっています。

Apple Watch Series4ではGPSモデル、GPS + Cellularモデル共に「サファイアクリスタルとセラミック」と記載されていました。

裏蓋の素材はモデルにもよって異なり、複合材が使われているモデルとセラミックが使われているモデルがあります。

現行モデルであるApple Watch Series4ではどのモデルでもセラミック製のようです。

バンドに使われている素材

※2018年11月20日追記

バンドも直接肌に触れる時間が長いので、アレルギーがある人にとっては気になります。

バンドはアップルウォッチ購入時にセットになっているバンドと別で購入出来るバンドがありますが、バンドにも金属が使われています。

私が購入したアップルウォッチに付属していたバンドはスポーツバンドでした。

スポーツバンドには「フルオロエラストマー、ステンレススチール、セラミック、または 18K ゴールド」と記載がありました。

ステンレススチールは腕時計でもよく使われている素材のようですが、クロムとニッケルの合金なのでアレルギーを起こしやすいと言われています。

ちなみに私の場合はアップルウォッチ購入後、数日間だけスポーツバンドを使っていましたが季節が春だったこともあってか、金属アレルギーの症状は出ませんでした。

他のバンドにも「ステンレススチール」はよく使われているようです。

アップルの純正バンドでステンレススチールを使っていないバンドとなると、スポーツループ一択になります。

サードパーティー製も充実しているので、ステンレススチールが体に合わない人はサードパーティー製を探してみた方がいいと思います。

こちらの記事でサードパーティー製のバンドをご紹介しています。

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ついに念願のアップルウォッチをGET

購入モデル

アップルウォッチ 38mm 装着画像

Apple Watch Series3 38mm GPSモデル

購入前に実際に装着したところ、操作性は画面の大きい42mmかなとも思いましたが、日常生活を送る上では少々大き過ぎたので38mmにしました。

GPSモデルにした理由はiPhoneを持たずに外出する事はないので、この部分については即決でした。

セルラーモデルはiPhoneを持っていない時でも電話やメッセージの送受信が可能です。

セルラーモデルの場合はdocomo、au、softbankのいずれかとの契約が必要です。

※画像のアップルウォッチは保護シールを貼っています。

購入カラー

アップルウォッチ 38mm シルバーアルミニウムケース

シルバーアルミニウムケース

カラーは肌馴染が良さそうで、どんなファッションにも合わせやすいシルバーにしました。

バンドも後から色々変えて楽しみたかったので、どんなカラーやデザインのバンドにもシルバーは合わせやすそうかなと思いました。

※画像のアップルウォッチは保護シールを貼っています。

購入バンド

フォッグスポーツバンド

バンドはアップルウォッチ本体とセットになっているので、選択の余地はありませんでした。

アップルの公式サイトの写真では薄いグレーに見えがちですが、もう少し濃いめの色味です。

使い始めて5ヶ月目

購入が2018年3月末頃だったので、2018年8月現在で5ヶ月目に突入しました。

購入してすぐは春で汗をかく事もなかったので、それほど心配はしていませんでしたが夏は汗をかくので心配していました。

結果から言うと金属アレルギーの症状なのか汗疹的な物なのか、少しだけ赤くプツプツと湿疹が出ました。

ボディローションに日焼け止めクリームを塗った上でのアップルウォッチの装着だったので、おそらく汗疹に近いものだと思います。

汗をかいた時は時々アップルウォッチを外して、肌と肌に触れる部分をタオルで拭いて使用していました。

日焼け止めは取れてしまいますが、金属アレルギーの症状や湿疹は出にくくなると思います。

金属アレルギーに関しては人それぞれ症状の出方やなりやすい金属が異なりますので、自称金属アレルギーである私の体験談として参考にして下さい。
誰にでも金属アレルギーの症状が出ないor出にくいとは限りません。
              
                     
                     
       

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