auから格安SIM(MVNO)乗り換えに掛ったリアルなお金の話

auから格安SIM(MVNO)乗り換えに掛ったリアルなお金の話

auから格安SIM(MVNO)乗り換えに掛ったリアルなお金の話

今までいくつか格安SIMに乗り換える際のお話をしてきました。

格安SIM(MVNO)へ乗り換えるメリット・デメリット、楽天モバイルへ乗り換えた時の体験談、格安SIM業者の比較、Apple Watchは使えるのか、乗り換えから数ヶ月使った感想など、格安SIM関連の記事を掲載してきました。

これから格安SIMに乗り換えようと思っている方もいると思います。

格安SIMに乗り換えない理由について、”そもそも格安SIMって何?”という方が多いそうです。

実際に私も数ヶ月前までは”そもそも格安SIMって何?”と思っていた1人でしたが、ネット検索や格安SIMの業者への問い合わせなどで無事に乗り換えることが出来ました。

私が調べて参考にしたこと、実際に私が乗り換える際にやったこと、などは過去の記事に掲載しています。

乗り換えを検討する際の参考にしてみて下さい。

今回は乗り換えに掛ったリアルなお金の話をご紹介していこうと思います。

乗り換え後の安くなる料金だけに注目していませんか?

大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際に、現在支払っている料金と格安SIM乗り換え後に支払うであろう料金を比較すると思います。

大体の場合は、現在大手キャリアに支払っている金額よりも、格安SIMに乗り換えた後の料金の方が安く見積もりとして出ます。

私も2台で機種代の分割を合わせて18000~19000円を毎月auに支払っていましたが、格安SIM業者の見積もりでは機種代を除いて、高めの料金設定の業者でも1台あたり約2000円~約3000円、2台でも約4000円~約6000円になることが分かりました。

機種代は除いていますが、毎月10000円以上お得になるという情報を得てしまうと、今日・明日にでも乗り換えよう!と考えてしまいます。

しかし、大手キャリアでの契約内容やタイミングによっては、その乗り換えは少し待った方がいいかもしれません。

今契約しているキャリアに支払うお金

乗り換えにあたってdocomo、SoftBank、auなどの現在契約しているキャリアに支払うお金をまとめてみました。

違約金が発生する可能性がある

調べた結果や家族・友人が格安SIMに乗り換えてお得になったという話を聞いて、自分も乗り換えよう!と思っている方は、まず更新月を調べてみて下さい。

更新月というのは大手キャリアが設けているもので、契約によって異なる場合もありますが、大体の場合は2年に1度となっています。

更新月=スマホや携帯電話を機種変更した月ではありません。

更新月の調べ方については、こちらに詳しく掲載しているので、調べたい方はこちらを参考にしてみて下さい。

更新月の解約であれば、違約金は掛りませんので、乗り換えに掛る費用を抑えることが出来ます。

しかし、更新月が先月だった、更新月が1年以上先だった、なんてこともあると思います。

実際に私がそうでした。

その場合は、違約金(9500円)を大手キャリアに支払い解約するのと、更新月まで待つ場合の料金を計算してみましょう。

端末代金の分割はどうなるのか?

端末代金を分割払いしている方も多いのではないでしょうか。

分割払いを選択した場合、毎月端末代金を支払わなくてはなりません。

まだ支払いがまだ全て済んでいない場合、乗り換える時にどうなるのか気になりますね。

私は2台契約をしていて、2台とも乗り換えの時点で5ヶ月分の支払いが残っていました。

結論から言うと、端末代金が残っている場合でも乗り換えは可能です。

もちろん残っている代金は支払う必要があります。

残っている代金を一括払いすることも出来ますし、大手キャリアで契約していた時のように、分割で支払っていくことも出来ます。

乗り換えの際に、端末を新しく購入する予定の方や残っている端末代金がたくさんある方には、分割で支払っていけるのは有難いです。

しかし、1点だけ乗り換えると大手キャリアで契約をしていた時とは変わることがあります。

それは割引の適用がなくなることです。

私が契約をしていたauの場合は、毎月割という割引サービスがありました。

毎月割は毎月の利用料金から最大24ヶ月割引を受けれるサービスです。

契約内容によって割引金額は異なりますが、約2000円ほどの割引がありました。

毎月割を受けることが出来なくなるので、残った端末代金は割引前の価格を支払っていく必要があります。

つい最近、機種変更をした場合、高額な端末を分割で購入した場合は割引なしの価格を確認してみましょう。

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MNP予約番号の取得にも手数料が掛る

MNPとはナンバーポータビリティの略で、乗り換え後も同じ電話番号を利用したい場合に必要になってきます。

乗り換えを機に携帯番号を変えたい方や電話番号が変わっても大丈夫な方は、この手数料は不要です。

手数料はキャリアによってバラつきがあり、auとSoftBank3000円(税抜)、docomoは2000円(税抜)です。

MNP予約番号の取得方法や注意点は、こちらに詳しく掲載しているので、参考にしてみて下さい。

今契約しているキャリアに支払うお金まとめ

乗り換えする際に掛るお金を1つ1つご説明してきましたが、まとめるとこんな感じになります。

更新月ではない月で乗り換える場合、9500円(税抜)が掛ります。

端末代金の分割が残っている場合、割引を受けていた場合は割引を受けることが出来なくなるので、割引なしの値段×残りの月数

MNPを利用する場合、2000(税抜)~3000円(税抜)が掛ります。

違約金とMNPの手数料だけでも10000円以上のお金が掛ります。

さらに端末代金を分割にしていて、すべて支払い切れていない場合は、残りの端末代金を支払っていかなくてはなりません。

端末代金については、キャリアで契約をしていた時のように分割を選択すれば、支払いが終わるまで毎月支払っていく形になるので、乗り換え後すぐに全額を請求されることはありません。

安く出来る唯一のお金は違約金です。

更新月を確認して、更新月に乗り換えをすることで、9500円(税抜)を支払う必要がなくなります。

MNPを利用せず、解約という形にして乗り換え後に新しい番号にする、という手もあります。

しかし、電話番号を変えてしまうと家族や友人、仕事関係、その他登録・契約をしているサービスなど全てに新しい電話番号を伝える、登録し直す必要があります。

メインで利用している電話番号の場合、手間を考えると手数料を支払った方がいいような気もします。

乗り換える際に格安SIM業者に支払うお金

乗り換えにあたって格安SIM業者に支払うお金をまとめてみました。

事務手数料が掛る

乗り換える際に必要となってくるのが事務手数料です。

私が乗り換えた楽天モバイルは、ドコモ回線とau回線で事務手数料が異なり、ドコモ回線の事務手数料は3394円(税抜)、au回線の事務手数料は3406円(税抜)となっています。

他の格安SIM業者でも約3000円ほどの事務手数料が掛ります。

また、格安SIM業者によっては事務手数料とは別にSIMカード発行手数料として、約400円ほどの手数料が掛る業者もあります。

あまり多くは見かけませんでしたが、キャンペーンを実施している場合、初期費用が0円になったり、割引があったりすることもあります。

端末を購入する場合は端末代金が掛る

乗り換え前のキャリアで使っていた端末を利用する場合は、端末代金は掛りませんが、乗り換えと一緒に端末を新しくする場合には端末代金も掛ります。

端末代金については大手キャリアの時と同様に、分割可能な業者も多く、毎月の利用料金と端末の分割を支払っていける仕組みになっています。

反対に端末は一括払いのみという業者もあるので、乗り換えと一緒に端末も購入したい場合は、希望の支払いスタイル(分割または一括)があるかどうかの確認が必要です。

端末についても業者によって、お買得に買えるキャンペーンを実施している場合もあるので、なるべく費用を抑えたい場合は、キャンペーンを狙って契約するのもアリです。

格安SIM業者で購入せず、ネットオークションやフリマアプリ、リサイクルショップなどで中古の端末を購入して利用するという方法もあります。

乗り換える際に格安SIM業者に支払うお金まとめ

乗り換えする際に格安SIM業者にお金を1つ1つご説明してきましたが、まとめるとこんな感じになります。

事務手数料に3000円~4000円が掛ります。

SIMカードの発行手数料が掛る場合は、約400円ほど掛ります。

端末を購入する場合は、端末代金が掛ります。

事務手数料とSIMカードの発行手数料が掛る場合で計算すると、約3400円~4400円のお金が掛ります。

そこに端末代金も上乗せとなると、結構費用がかさみます。

費用を出来るだけ抑えたいと考えている方もいると思うので、注意点はありますが、初期費用を抑える方法をご紹介します。

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格安SIM乗り換えの初期費用を抑える方法

格安SIMを申し込みする際、ほとんどの場合は公式サイトから申し込みをすると思います。

しかし、公式サイトから申し込む前に、エントリーパッケージを購入して申し込みをする方法があります。

エントリーパッケージを購入して申し込みをするメリットは、事務手数料が無料になることです。

事務手数料は先ほどご紹介した通り、約3000円ほど掛りますが、エントリーパッケージを購入すれば約3000円を安くすることが出来ます。

また、格安SIM業者によっては、エントリーパッケージに特典が付いていることもあります。

エントリーパッケージはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのインターネットショッピングサイトや家電量販店などで販売されています。

エントリーパッケージがある業者とない業者があります。

インターネットショッピングサイトで取り扱いがある業者を紹介します。

【mineo】

【UQ mobile】

【LINEモバイル】

【楽天モバイル】

【OCNモバイル】

【LinksMate】

【DMM mobile】

【BIGLOBEモバイル】

【LIBMO】

【BIC SIM】

【b-mobile】

エントリーパッケージのデメリット(注意点)

エントリーパッケージを購入すると費用を抑えることが出来る反面、エントリーパッケージにはデメリット(注意点)もあります。

エントリーパッケージは有料

初期費用を無料には出来ますが、エントリーパッケージを購入する費用が掛ります

事務手数料に比べると安いのですが、無料にするためにお金を支払わなくてはなりません。

インターネットショッピングサイトで購入する場合、送料が掛ることもあるので、実質いくら安くなるのかを計算した方がいいでしょう。

また、同じ格安SIM業者のエントリーパッケージでもショッピングサイトやストアによって価格が異なることがあるので、購入の際には比較することをおすすめします。

開通までに時間が掛る

エントリーパッケージにはエントリーコードが記載してあるだけで、SIMカードが同梱されていません

エントリーパッケージを購入した後に、格安SIM業者のサイトから申し込みをし、SIMカードが届くという仕組みになっています。

公式サイトから申し込むときに比べて、エントリーコードを受け取るまでの時間がプラスされるので、開通までに時間が掛ります。

店頭でエントリーパッケージを購入する際は、すぐに手に入るので時間の問題はクリア出来ます。

しかし、インターネットショッピングサイトで購入する際は、注文から発送までの時間がどのくらい掛るのか、発送完了からどれくらいで届くのか、という点も確認した方がいいです。

宅配便での発送であれば、発送の翌日・翌々日には届くと思いますが、メール便などの発送の場合、発送された地域と受け取りしたい地域によっては、時間が掛る場合もあります。

特にMNPを利用する場合、格安SIM業者のほとんどが、”MNP予約番号の有効期限が10日以上残っていること“を条件としていますので、残りの日数があまりない場合はエントリーパッケージを利用せずに、申し込みをした方がいいでしょう。

実際に乗り換えに掛ったお金

私はauから家族の分と合わせて2台を楽天モバイルに乗り換えをしました。

2台分の請求が来ていますが、分かりやすいように1台分の請求と分けて掲載します。

1台目 料金
違約金 10260円
MNP手数料 3240円
月の利用料金 9398円
端末代金の分割 3307円
楽天モバイルの事務手数料 3665円
合計 29870円
2台目 料金
違約金 10260円
MNP手数料 3240円
月の利用料金 7670円
端末代金の分割 3330円
楽天モバイルの事務手数料 3665円
合計 28165円
2台分の合計 料金
違約金 20520円
MNP手数料 6480円
月の利用料金 17068円
端末代金の分割 6637円
楽天モバイルの事務手数料 7330円
合計 58035円

私の場合は、更新月がそれぞれ違い、1台目は既に更新月を過ぎていて、2台目も半年以上ほど先だったので、解約手数料を払ってでも更新月ではない月に乗り換えをしました。

月の利用料金や端末代金の分割に関しては、月の途中で解約したので、毎月割を受ける権利がなくなり、割引前の料金で請求が来ていました。

端末はauで利用していたiPhone7をしばらくはそのまま楽天モバイルでも利用する、と決めていたので楽天モバイルへの支払いは事務手数料のみです。

2台分の乗り換えに掛った出費は大きいですが、1番痛かったのは楽天モバイルへの事務手数料を除いた50705円がauから一括請求で来たことです。

端末の分割代金の残りは、希望すれば分割払いに応じてもらえますが、違約金やMNP手数料、月の利用料、端末代金の分割(1ヶ月分)は分割払いにしてもらうことが出来ないので、一気に請求が来ます。

クレジットカード決済をしている場合であれば、クレジットカード会社にもよりますが、後から分割払いやリボ払いにして支払っていくことが可能です。

口座引き落としの場合は、請求額がまるっと引き落とされてしまいます。

口座引き落としの場合は特に、乗り換える前に1度どのくらいのお金が掛るのかを計算し、支払いが可能かどうかの確認をすることをおすすめします。

端末代金の分割払いに関しては、支払いが終わるまで登録している支払方法で請求もしくは引き落としされます。

なので端末代金の支払いが完全に終わるまでは、端末代金の分割+格安SIMの利用料を支払っていく形になります。

まとめ

今回は格安SIMへの乗り換えに掛るリアルなお金の話をご紹介しました。

格安SIMに乗り換え=毎月の負担が減る、と考えてしまいがちですが、解約するのにも契約するのにも結構お金が掛ります。

出費を抑える方法としては、更新月に乗り換える

これが1番大きいかな、と思います。

特に私のように複数台をまとめて乗り換える場合は、違約金や手数料などが乗り換える台数分掛るので、更新月に乗り換えをするだけで数万円の出費を抑えることが出来ます。

乗り換え前に1度どのくらいの費用が必要なのかを計算してみて下さい。

              
                     
                     
       

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