2018年9月に新しいiPhoneが発表されました。
キャリアで契約している人なら、そろそろ機種変更の時期が近付いているという人、新しいiPhoneに変えようかな…と思っている人もいると思います。
私は格安SIMへ乗り換えをしたのでキャリアでの機種変更をすることはないですが、2018年11月に家族に頼まれてauでの機種変更に同行しました。
私が最後にauで機種変更をしたのはiPhone7に機種変更する時の2017年2月でした。
2年前とは機種変更をするにあたっての手続きが変化していたので変更点をご紹介していきます。
バックアップは事前にしておく必要がある
こんなの当たり前だよ、と思う人もいると思います。
私はパソコンを持っているのでiTunesを使ってバックアップをしてから、ショップに行くようにしていました。
パソコンを持っていなくてもiCloudにバックアップをするという方法もあります。
同行した家族の話によると、前回の機種変更(2016年11月頃)の時はショップでやってもらえたとのことだったので、バックアップをせずにショップに行きました。
すると、「バックアップ(データ移行)の機械は回収されてしまいショップの方では対応出来ない、前は出来たんですけど…」と言われてしまいました。
iCloudでのバックアップは私は使ったことがないので分からず、店員さんに教えて頂きながらバックアップをしました。
入っていたデータが少なかったので、無料で使えるiCloudのデータ容量で足りたのと、時間が掛らなかったのが不幸中の幸いでしたが、データが多い場合はiCloudのデータ容量を購入することになります。
ちなみにiCloudは5GBまで無料で使うことが出来ます。
5GB以上使いたい場合は月額料金を支払う必要があります。
容量と料金はこのようになっています。(2018年12月現在)
容量 | 料金 |
50GB | 130円 |
200GB | 400円 |
2TB | 1300円 |
今までバックアップ(データ移行)はショップ任せだった人は、iTunesもしくはiCloudなどへバックアップをしてから機種変更しに行って下さいね。
年収を記載する必要がある
機種変更で年収って書いたことあった?と考えてしまいました。
つい店員さんに「年収の記載って必要なんですね~」と聞いたところ、機種が高額になっているから必要になっているとの返答がありました。
確かに10万円近くする商品を分割払いしていくのですから、支払えるだけの財力があるのかどうかを購入前に審査するのは当然ですね。
年収の記載はざっくりでいいですよ、とのことでしたが、審査に使われるものなので出来るだけ正確に書いた方がいいと思います。
自分の年収をざっくりとも把握していない人は少ないと思いますが、不安な人や自分の年収を把握していない人は事前に調べておいた方がいいです。
源泉徴収などの書類の提出はないので、完全に自己申告です。
前金が必要な場合がある
こちらも2年前にはなかったので店員さんに聞いてみました。
機種が高額で10万円を超える機種もあるので、審査に落ちてしまう人がいるそうです。
10万円を超えると審査が厳しくなり、10万円以下の機種ではスムーズに機種変更が出来ていた人でも審査に通らないケースが増えているんだそうです。
確かにネット上でも「iPhoneの審査に落ちた」という書き込みを見かけることがあります。
そこで審査に通りやすくするために分割で支払う金額を10万円以下にする、という方法が使われているそうです。
10万円を超える部分を前金として機種変更の際に支払うことで、この方法を使うことが出来ます。
iPhone XR 64GBに機種変更をしましたが、5000円ほど前金として支払いました。
機種や容量によっては5000円以上の場合もあると思います。
今までは機種変更した時に現金が必要なことはありませんでしたが、年収や審査によっては当日支払いが必要な場合もあるので、現金を持って行った方がいいです。
iPhoneの審査に落ちるってどんな場合?
今回の記事内容にはあまり関係ないのですが、機種変更をしに行った時の話の内容やネット上での書き込みを見て、気になったので調べてみました。
iPhoneの審査に落ちるという話が出てきたのはiPhone 8やiPhone Xの頃からだそうです。
10万円を超える機種が出てきたのがこの頃からということになります。
審査基準は会社によって違いはあるとされているものの、10万円が1つのラインになっているそうです。
もちろんiPhone以外の機種でも10万円を超える機種を購入する際は、同じように審査を受ける必要があります。
ではどんな人が審査に落ちてしまうのでしょうか?
代表的な審査に落ちてしまう状況を調べてみました。
携帯料金を滞納している
現在滞納している人はもちろんですが、過去に滞納したことがある人も審査に通らない可能性があるそうです。
1.2回ならまだしも常に滞納している人は審査に通らない可能性が高いです。
金融事故を起こしたことがある
金融事故と言っても色々な種類がありますが、料金の滞納を繰り返している人や何ヶ月も滞納している人、自己破産している人が主に上げられるそうです。
金融事故を起こすと信用情報に記録され、お金を貸してはいけない人、返す能力がない人という判断を下されます。
ローンが別に残っている
携帯の分割代以外にもカードローンやキャッシングなどの利用がある場合、与信枠がないもしくはギリギリの場合も審査に通らない可能性があるそうです。
収入に対して借り入れが多すぎるという見方になるそうです。
クレジットヒストリー(クレヒス)がない
クレジットカードを持ったことがない人、今までにローンを組んだことがない人はクレジットヒストリーがありません。
クレジットヒストリーとはクレジットカードの支払いやローンの支払いを期日までに支払していれば、評価が上がります。
ある程度の年齢でクレジットヒストリーがない場合は、信用がないと見なされて審査が厳しくなることもあるそうです。
ちなみにクレジットヒストリーはiPhoneなどの分割購入も含まれているので、毎月の支払いで少しずつ評価を上げることも可能です。
上記に挙げた4つはこの限りではありませんが、もし気になる点があれば出来るだけ気になる要素を潰しておいた方が良さそうです。
機種変更の際に困ったこと
iPhone7から使えるようになったApple Pay(アップルペイ)の機能。
Suicaやクレジットカードを使った決済がiPhoneをかざすだけで使えるようになりました。
私も今回機種変更をした家族もSuicaを利用しています。
iPhone7からの機能だったので、前回の機種変更の際には必要なかったのですが、今回の機種変更ではSuicaを移行することが必要でした。
もちろんこの機能を使っている人だけですが、駅やコンビニなどiPhoneを使って改札を通過したり、お買い物をしている人をよく見かけるので利用者は多いと思います。
移行が必要だったことを認知しておらず、機種変更目前にしてJRとAppleに問い合わせる事態になってしまいました。(店員さんも手順までは知らなかったようです)
後からネットで検索したら、”機種変更前にやるべきこと”というような記事がたくさんありました。
Suicaの移行の手順
機種変更の際の以降のやり方を備忘録も兼ねてご紹介します。
Suicaは1枚のSuicaに対して1つの端末にしか登録が出来ない仕組みになっています。
まず機種変更前の機種でSuicaを削除します。
削除の手順はこのようになります。
「Wallet」アプリを起動し、Suicaを選択します。
右下の「・・・」をタップし、カードを削除をタップします。
残高があるのに削除は心配という人もいると思いますが、「このカードは削除されても、いつでも”Wallet”からこの残高ごと再追加することが可能です。」とあります。
iCloudにはSuicaのデータが残るので削除しても残高の移行には問題ありません。
しかし、残高の移行は問題ありませんが、再追加が出来るという点では問題があります。
1度削除したSuicaを新機種で登録しようとすると、「現在このカードは追加できません。24時間以内に追加可能になります。」と表示されます。
すぐに電車を利用したい場合など切符を購入するなどして対応する必要があります。
機種変更前の機種での操作はここまでです。
次に新機種へ追加する手順です。
新機種で「Wallet」アプリを起動し、右上の「+」をタップします。
次に「続ける」をタップし、「Suica」をタップすると機種変更の機種で使っていたSuicaの情報が表示されますので、問題なければ右上の「次へ」をタップし完了です。
この時、先述した24時間以内をクリアしている、夜間メンテナンス中ではないことを確認して下さい。
夜間メンテナンスは公式サイトでは2時~4時となっています。
今回の機種変更に同行した理由
家族の機種変更に同行したのは、機種変更をする家族が高齢であること、そして説明を聞いても全く理解出来ないからついて来て欲しいと言われたのが理由です。
ネット上でよく見る高齢の人やイマイチ説明を理解出来ていない人に対して、使いもしないようなオプションをおすすめして、そのまま契約してしまい契約書を見たらびっくり!、なんて話もよく見かけます。
今回はiPhoneの新機種が3種類発売されて、どの機種がいいのか、というのも分かっていない状況だったのでついて行って正解でした。
また、機種変更の際に料金プランの見直しと機種変更した後の月々の料金の説明も、機種変更をする家族と一緒に受けましたがデフォルトで4年契約となっていました。
今までは2年プランで契約していたのに、「こっちの方が月々の料金が安くなりますから」という宣伝文句で4年プランで契約しそうになりました。
この件についてはメリットだけをさらりと説明するだけで、私が「今まで2年の契約で契約しているけれど、4年でいいの?」と家族に確認したところ、「今までと一緒の2年契約がいい」と。
私がたまたま自分のスマホの契約を格安SIMに乗り換えする為に調べていた時に、auの4年縛りのデメリットを見ていたので、家族に確認をすることが出来ましたが、知らなかったらと思うと恐ろしいです。
これでは何も知らなそうなお客さんが餌食になっているのも頷けますね。
高齢のご家族が機種変更をする際には出来るだけ一緒に行ってあげた方がいいです。
言われるがままに契約をして帰ってきたら大変なことになっていたと思います。
まとめ
今回はauでの機種変更の2年前との変更点をご紹介しました。
iPhone5からiPhone7に機種変更をした時よりも変更点が多いような気がしました。
特に金銭的な部分での変更点が大きいですね。
年収の記載は問題ないとしても10万円を超える機種の購入を考えている場合は審査が厳しくなります。
機種変更をする際の参考にして頂ければと思います。